権利と義務について
今回の講義の内容は「日本社会における権利の位置づけ」ということで、以前説明にもあった「権利―義務」規範の内容を踏まえながら講義の内容をまとめていく。 そして最後に感想を述べる。それでは要約を行う。
近代的権利の特性は2つある。それは絶対性と観念性である。まず絶対性とは、われわれの持つ権利が「全包括的」であるということを意味している。
例えば中世の封建制度下で農耕を営むならば、その農地は地上権と所有権に分かれ、所有権の部分は地代として支払わなければならなかった。
一方近代的権利においては、所有者が自由に所有物を使用し、自由にそれから収益を獲得し、自由に処分できる。
つまり絶対性とは、一つのものにおける権利が分断されることなく、包括的に権利を行使できる特性のことである。